日本において“心理検査”といえば、紙とマークシートという認識がまだまだありますが、心理学の先進国である欧米では、WEB上でログインのアカウントとパスワードを専門家からもらって検査画面にはいり、回答したのち、専門家に返送されるのがごく当たり前になってきています。
まだまだ日本でWEBでの心理検査というと心理検査の開発に必要なガイドライン、すなわち“テストスタンダード”をまったく無視した、インフォーマルな心理検査が多く存在しているだけでなく、お遊びの心理ゲームのような本来の心理検査を悪質に変換して使われているケースも多く見られます。そもそも心理学そのものがおくれている日本では、そうした心理検査にふれると、それらが“心理検査”であると思いこみ、そこで報告される何の根拠もない“診断結果”やときには“悪意を持ってつくられたであろう劣悪”ともいえる報告内容に不要に傷つけられているケースが散見されます。
心理臨床家として、この現状に対しての危惧が大きくなってきたこと、数年前から日本の企業をはじめ、教育、医療業界などでWEBの心理検査をまちのぞむ声がきこえはじめたことから、日本初WEB専門フォーマルアセスメント(標準化された心理検査)サービス会社としてスタートしました。