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用語集

JPP全般に関係するもの

フォーマルアセスメント
テストスタンダードにのっとった信頼性、妥当性、有用性が確保されているアセスメント。WEBや雑誌などで、無料で回答し、結果が得られるものは、ほとんど、フォーマルアセスメントではないため、利用のしかた、解釈のしかたには、十分に気をつける必要があり、なかには遊び半分でも受けないほうがよいものがが多いので注意されたい。
MBTI
スイスの心理学者ユング(C. G. Jung)が1921年に提唱した心理学的類型論(タイプ論)をもとに、米国人親子K. B. BriggsとI.Myersが約20年を費やして開発した、人の多様性や個性を理解するためのメソッドとして世界で最も用いられている考え方である。50年にわたる歴史があり、現在45カ国で翻案され、キャリア設計、組織開発、リーダーシップ開発、チームビルディング、教育、カウンセリングなどのさまざまな場面で利用されており、その有益性は、実践的な研究によって実証されている。特にキャリアカウンセリングにおける自己分析ツールとしてはディファクトスタンダード・ツールである。日本においては2000年から普及、園田由紀(臨床心理士,米国CPP社・一般社団法人日本MBTI協会認定トレーナー)により10年弱の期間をかけて、日本の文化、心象にあった形で翻訳、研究開発されて出版。
テストスタンダードによるレベル
フォーマルアセスメントには、誰でも購入できるものと、一定の条件を満たした人だけが購入できるアセスメントにわかれる。アセスメントは国によって条件は異なる。
フィードバック
アセスメントの中には、受検者本人に返却されるものと、そうでないものがある。前者は、受検者本人が自分の理解を深めるために、実施者からあるいは専門家から解説をうける。後者は、実施者側が評価、診断の情報として利用する場合が多い。JPP社が扱う主なアセスメントは、ほとんど前者に分類されるものとなる。特にMBTIに関しては、受検者の利益を最大限に考えた検査であるため、個人だけに返却され、かつ診断テストではないので、結果はあくまでもきっかけととらえ、自己理解を深めるための演習や質問などを通じて、受験者が自分で結果を検証するプロセスをもっとも重視するメソッドである。そのため、MBTIに限っていう“フィードバック”は、単に解説と返却だけではなく、検証のプロセスを含むものをいう。

MBTIに関係するもの

MBTI認定ユーザー
MBTI質問フォームなどのマテリアル購入、MBTIの実施、フィードバックなどを行うことができる一定のトレーニングを受けた有資格者。資格を取得するためには、一般社団法人日本MBTI協会が主催しているトレーニング講座を受講し、資格付与試験に合格することが条件となる。 [お問い合わせ先:一般社団法人日本MBTI協会(info@nihon-mbti-kyoukai.org、03-5367-3181)]
RT (レポーティッドタイプ)
MBTIを受検した際に報告されるタイプのことをいう。MBTIは受検者に対し、何かの評価や診断をするものではないため、報告されるタイプは自己申告の結果ととらえる。MBTI
のメソッドでは、この結果をあくまでも自己理解のためのきっかけとしてとらえ、「報告されたタイプが本当に自分(受検者)を表しているのかどうか」を受検者自身が検証するプロセスを重視している。
BFT(ベストフィットタイプ)
フィードバックにおける演習などを通して受検者自身が自分のことを検証した結果、「自分にとってもっともしっくりくるもの」としてとらえるタイプのことをいう。